この記事では、成長期の女の子の接し方について紹介しています。
デリケートな問題もたくさんでてくる、10歳頃からの「成長期」の女の子に対して、父親はどのような態度で接すればいいのか…。
いざその時が来てから困ることがないよう、筆者の友人の、先輩パパ達の体験談から、ひも解いてみました。
こんな方におすすめ
- 女の子のパパ
- 子供とどう接したらいいのか困っている人
- 娘が成長期になった時の対処法が知りたい人
くれぐれも「小さい時と同じ」接し方はしない

成長期の女の子は、とにかくデリケート。小さな女の子と同じ調子で、べたべた触ったり、からかったりするのはやめましょう。
娘に「パパなんて大嫌い」と言われてしまうのは、時間の問題です。あくまでも「ひとりの女性」として、扱ってあげることが大切です。
「小学4年生の娘に、昔の調子で『お前は相変わらずほっぺたがプクプクだなぁ』とか言って頬をつねったら、ものすごく怒ってしまって…。一週間は口をきいてくれなかった。妻からも『私でも、もうあんなことしないよ』と釘を刺される始末。
もう、小さな女の子じゃなくなったんだなぁと、寂しくなった」(42歳/小学4年生の女の子のパパ)
清潔感のある父親でいること
成長期ともなると、「異性」を意識し始める時期。彼女たちの一番身近にいる異性と言えば、やっぱり父親。
「頼りになる」「安心する」など、父親に異性の良い部分を感じるのと同時に、「むさくるしい」だの「気が利かない」だの、男性としてのマイナスポイントも目についてくる時期、と言えます。
この時期の女の子の前で、不潔でだらしない姿を見せてしまうとアウト!途端に嫌悪感を抱かれてしまいます。
娘の前では「清潔感あふれるスマートなパパ」でいるように心がけましょう。
「小学6年生の娘が急に口をきいてくれなくなった。
なぜだかまったくわからなくて、妻に聞いてみたところ『パパは、家でおならばっかりしてくるし、臭い靴下脱ぎっぱなしにしてるし、不潔だから嫌い!』だって。ショック…」(48歳/小学5年生の女の子のパパ)
子供の前で、夫婦喧嘩はしない

ただでさえ成長期の女の子は、父親のことをわずらわしく感じがちなのに、そのうえ目の前で、夫婦喧嘩を繰り広げたら…。娘は完璧に父親を敵認定してしまうことは、想像に難くありません。
もし、あなたが夫婦プラス娘の3人家族なら、母親と娘がタッグを組んで、あなたは家庭に身の置き所がなくなってしまう危険性も。
成長期に限らず、子供の目の前で夫婦喧嘩をしてしまうと、子供の心に傷を残してしまいます。子供の幸せの第一歩は、「夫婦円満であること」を肝に銘じておきましょう。
「仕事でイライラした時に、妻に八つ当たりをしてしまった。その時に娘が目に涙をためて、『お母さん関係ないじゃない!お父さん最低!大嫌い!』と怒鳴ってきて…。
あの娘の一言にはハッとさせられたなぁ。あれ以来、娘の前では絶対に夫婦喧嘩をしないようにしています」(46歳/小学5年生の女の子のパパ)
「手助けしてあげる」から「見守る」フェーズへ

子供に立派な大人になってほしい、一人前に成長してほしい、という思いから、ついつい色々口を出したり、必要以上に手助けをしたりしてしまうのもNG。難しいかもしれませんが、「一人前の大人」として、子供の言動に極力口を出さず、見守ってあげるようにしましょう。
結局、それこそが、成長期の子供に父親として、してあげられる最大のこと、なのかもしれません。
「ふと、小6の娘のことを、『自分がいなきゃ生きていけない』相手ではなく『自分がいなくてもある程度のことはできる年齢』になったんだな、と思うようになった。
色々口出しするのは過保護かなと感じたので、『困ったことがあったときはいつでも相談しろよ』と言うに留めて、自分から『あぁしなさい、こうしなさい』とは言わないようにした。すると、娘の方から、友達のことでトラブルがあったときに話してくれるようになった。
言い方に語弊があるかもしれないけれど、『対等の存在』として扱うことが大切なんだと思う」(48歳/小学6年生の女の子のパパ)
娘を大切に思う気持ちがあれば大丈夫
ものすごく態度が冷たくなる、あからさまに嫌悪感をむき出しにされる…など、成長期の女の子の父親に対する態度を見聞きするたびに、ゾッとする方も多いのでは。
でも、これは我が子の成長のあかし。我が子を大切に思う気持ちがあれば、きっと無事に乗り越えられるはずです。
ただし、くれぐれも接し方は間違えないようにしましょう。