トムとジェリーの作品紹介と、最終回の都市伝説について徹底解剖していきます。トムとジェリーといえば、おっちょこちょいのトムと頭脳明晰のジェリーとの追いかけっこをコミカルに描く作品です。この作品には都市伝説があり、最終回があると話題になっています。子供の頃にトムとジェリーを楽しんだ方も多いのではないでしょうか。
こんな方におすすめ
- トムとジェリーが好きな人
- トムとジェリーの最終回が気になる人
- 子供と一緒にこの作品を楽しみたい方
トムとジェリーはどんなお話?

トムとジェリーはアメリカの制作会社が作ったアニメです。1930年代、ウォルトディズニーが人気で、アニメ界の最前線を走っていました。そこで他の会社が負けじと様々なアニメーションを生み出しましたが、トムとジェリーもまた、この時代に生み出された作品です。
1940年に第1作目「上には上がある」がアメリカで放送されました。おっちょこちょいだけどなぜか憎めないトムと、体は小さいがトムの攻撃をサラりと交わす頭脳明晰なジェリーとの様々な騒動をユーモアたっぷりに描いている1話完結型の作品です。セリフはほとんどありませんが、コメディー要素が強いので年齢を超えて親しまれています。
トムとジェリーには最終回があった?都市伝説も紹介

トムとジェリーには、「夢よもう一度」という最終回があると聞いたことはありませんか。
いつもはコメディー要素が強いお話ですが、最終回は衝撃的な悲しいお話のようです。しかし実際には最終回の放送はなく、ファンが作り出した都市伝説だったのです。
ファンが作り出した「夢よもう一度」はどのようなお話?
トムは自分の死期が近づいていることを悟り、ジェリーの前から静かに姿を消します。トムがいなくなってジェリーは、安心とどこか退屈さを感じていたのです。
そこにノロマそうな猫が現れました。ジェリーはいつものように罠にはめようとしたのですが、その猫に一瞬で食べられてしまったのです。そのときにジェリーは、トムがいつも手加減をして遊んでくれていたことを知ります。
ジェリーは天国に旅立ち、トムと再会し追いかけっこが始まるのです。そこでこのお話は終わります。
実際に放送された「夢よもう一度」とは?
最終回として話題になっている「夢よもう一度」ですが、違う内容では実際に放送されたようです。どのようなお話だったのでしょうか。
トムがジェリーを追いかけていると、大きなブルドッグにぶつかってしまいます。怒ったブルドッグはトムを釘のように地面に埋めてしまうのです。
しかしそれは夢で、起きたときは自分の身に何も起こっていませんでした。
別の日、またトムはジェリーを追いかけていると、犬小屋を見つけ夢のことを思い出したのです。
しかしそこには小さなブルドッグのブル公がいました。安堵したトムでしたが、夢と同じようにそのブル公に地面に埋められてしまったのです。これなら夢の方がマシと、トムは睡眠薬を飲んで眠りました。夢の中でもブルドッグに殴られましたが、夢の中だと気に留めずに微笑んだのです。
「悲しい悲しい物語」とは?
次は「夢よもう一度」から一度離れて、別の都市伝説と言われている回のお話です。トムとジェリーには自殺暗示?と言われる回があります。
「悲しい悲しい物語」というお話です。
トムには好意を持った雌猫がいました。一生懸命働いてプレゼントをしても金持ちの猫、ブッチには勝てませんでした。トムは毎日やけ酒をし、自殺を決意します。一方ジェリーには恋人がいましたが、他のネズミと結婚することを知り、トムと一緒に線路に行き電車を待つのです。
汽笛の音と電車が近づいてくる音が大きくなり、そこでこのお話は終わります。実際に死んでしまうシーンはなかったものの、タイトル通り、悲しい物語です。この話は都市伝説と言われているだけで、実際に放送されました。
トムとジェリーから考える、情報の信憑性
トムとジェリーの最終回について調べると、たくさんの都市伝説や知恵袋での質問が出てきます。しかし最終回が放送されたことは間違った情報です。
今回のことから、ネット上の検索結果が全て正しいというわけではないことがわかります。わからないことがあれば、大人も子供もスマホで簡単に調べられる時代ですが、疑いの目を持つことも大事です。一番上に出てくる検索結果をいち早く見る方も多いでしょう。
しかし今回の事例のように、検索順位が下でも「トムとジェリーには最終回は存在しない」と真実を載せているサイトもあるのです。
トムとジェリーの最終回は存在しない!
トムとジェリーの最終回や都市伝説についてのお話でした。
最終回の存在は都市伝説で、公式としての放送はありません。幼い頃からスマホを持つ時代ですが、自分の子供にも物事を判断する能力を身につけ、ネット上の情報に惑わされないようにしたいものですね。
トムとジェリーはAmazonプライムビデオやdTVなどのサービスで気軽に見ることができます。子供と一緒に見返してみてはいかがでしょうか。