子どもがゲームばかりして勉強しない…と悩んでいるパパママのために、ゲームと勉強を両立させるための秘訣を紹介していきます。子育て中の親からは、「ゲームを禁止したりきつく叱ったりしても、逆効果…」との声を聞きますよね。では、一体どうすれば良いのでしょうか?
その答えを出すため、ゲームと勉強を上手く両立させている親子の体験談から、成功の秘訣は何なのかを紐解きます。
子どもがゲームに夢中すぎて困る!親たちの声

まずは、ゲームと勉強の両立で悩む親たちのリアルな声を見ていきましょう。
「ゲームは1日1時間と決めていますが、時間がきても全く気にするそぶりはなし。毎回妻や私が声をかけなくてはならず、どうすれば自発的にやめられるのか悩んでいます」
(30代男性/金融関係)
「我が家ではゲームを禁止にしていましたが、子どもが部屋で勉強すると言って隠れてゲームをしていました。それを注意すると友達の家でやるようになって…。もう少し、子どもの気持ちを考えてあげれば良かったと後悔しています」
(40代男性/公務員)
「我が家はパパもゲーム好きで、子どもと一緒にやっています。それは良いのですが、時間を決めてと言っても、パパが約束を守らなくて。注意する方が、ちゃんとルールを守らないと子どもに示しがつきません」
(20代女性/パート)
ゲームは、夢中になりすぎると勉強時間がとれなくなる、視力が低下するなどの悪い面もありますが、想像力&注意力を養える、空間認識能力が身につくといった良い面もあります。
そのため、趣味や気分転換として適度にゲームをするのは良いでしょう。問題は、長時間ゲームをし続けてしまうこと。そうならないように、親が子どもをリードしてあげましょう。
成功の秘訣は、ルールやご褒美!?実際の成功例をチェック

失敗談に共感した子育て中の親は、ゲームと勉強を両立させるためには何をすれば良いの?と迷いますよね。
そこでここからは、ゲームと勉強を上手く両立したという家庭の成功談を紹介します。
アメとムチで子どもをやる気にさせる!
勉強が苦手な子にとって「勉強=嫌なこと」。しかし、嫌なことでもご褒美があると思えれば、やる気になるのでしょう。
子どもにルールを作らせる
「我が家では、勉強を1時間やったらゲームを30分やっても良いというルールを決めています。頑張ればゲームができる!となると、集中して勉強してくれますよ」
(30代/小学3年生男の子のママ)
「宿題が終わるまではスマホやゲーム機を親が預かる。アラームがなったらゲーム機を片づけるなど、ルールを子ども自身に決めさせています。子どもが決めたことなので、私は基本的には口出ししませんが、意外とルールを守っているようです」
(40代/小学4年生男の子のパパ)
親に「勉強しなさい!」「ゲームは〇時間まで」と言われると、子どもは反発しがちです。その場合は、あえて自分でルールを決めさせてみるのも良い方法でしょう。
自室にゲーム機を持ち込ませない
「私の家では、ゲームはリビングで、大人か兄弟と一緒にするようにしています。部屋に持ち込ませると、長時間やってしまいそうで…。私の子ども達には効果的でした!」
(30代/小学4年と2年の姉妹のパパ)
スマホや小型ゲーム機は、どこでも持ち歩けるため親の見ていないところでゲームをしてしまうことも…。防ぐためには、リビングなど親の目が届く場所でゲームをさせると良いでしょう。親の目があるのと無いのでは、抑止効果が違いますよ。
教育系ゲームで勉強させる
「ルールを決めてゲームをさせるのにプラスして、教育系のゲームをやらせています。遊びながら学習できるので、ゲームをやっていても親として罪悪感がありませんよ」
(30代/年長女の子のママ)
ゲームをなるべくさせたくない人は、勉強に繋がるものを選んでみても良いですね。これなら、子どものゲームしたい欲と、親の勉強させたい気持ちとの両方を満たせますよ。
ゲームと勉強は両立できる!親も注意すべきポイントあり

子どもにとってゲームは、友達とのコミュニケーションツールになっていることがあります。無理やり禁止すると、反発して勉強をしなくなったり、隠れてゲームをしたりする可能性もあるでしょう。
そのため、やりたい気持ちを抑えつけるのではなく、制限時間や回数制限を設けるなどルールを決めて自分で考えさせるようにしてください。その際は、親が一方的に決めずに、子どもと一緒にルールを考えるのがおすすめです。
注意してほしいのが、親自身がルール違反をしないこと。子どもにはゲームをしてはいけないと言っていても、親がだらだらとテレビやスマホを見ていると、「大人は良いのに、私はダメなの?」となってしまいます。

子どもの気持ちに寄り添い、ゲームと勉強を上手く両立させよう
親心としては、将来を考えて勉強してほしいと思いますが、頭ごなしにダメと言うと、子どもは反発します。結果的に勉強嫌いになっては本末転倒です。
ゲームは、勉強の妨げになるものと思いがちですが、効果的に使えば子どもに良い影響を与えることもできます。
親が上手にゲームと勉強を両立できるよう、子どもを導いてあげましょう。