任天堂switchのゲームソフト「桃太郎電鉄」で、楽しみながらお金について学ぶ方法を紹介!
家族みんなで楽しみながらゲームをするだけで、子供がお金の知識や投資について学ぶことができます。今回は気になるその方法を、体験談を交えて解説していきましょう!
こんな方におすすめ
- 子供と桃太郎電鉄をプレイしている人、もしくは購入を検討している人
- 将来的に子供に「資産運用」について学んでほしいと思っている人
桃太郎電鉄ってどんなゲーム?

桃太郎電鉄、通称「桃鉄」はサイコロを振って電車を進め、目的地を目指すゲームです。
目的地に一番に着いたプレイヤーは援助金を獲得し、そのお金で物件を買収していきます。3月の決算で総資産額が発表され、最終決算で総資産額が一番多いプレイヤーが優勝となります。
ルールはいたってシンプルですが、目的地から一番遠いところにいるプレイヤーにはボンビーという貧乏神がくっついて資産を勝手に減らされたり、さまざまなカードを使ったりとハラハラドキドキの展開が待っています。
わかりやすいルールと高いエンターテインメント性がヒットのカギとなっているのです。
「資産運用」というお金の増やし方を学べる!

桃鉄には3つのマスがあります。青いマスはお金がもらえるマス、赤いマスはお金が減ってしまうマス、黄色いマスはカードがもらえるマスです。目的地以外の駅に止まっても、その駅の物件は購入することができます。
小学3年生のわが子の場合、お金が多いほうが勝ち、というルールが頭にあったので、最初は「青い駅になるべく止まって、なるべくお金を使わないように」ゲームを進めていました。
できるだけ赤い駅は回避して、青い駅ばかりを目指してコツコツとお金をためていく…。
しかし、3月の決算で物件購入の収益が入ってくるので、物件を持っていればいるほど得をする…ということに気が付いたのです。
それからわが子はめきめき成長。少々赤マスでお金が減っても、まずは最速で目的地に到着することを目指す。そして到着駅で物件を買えるだけ買う、という方法にシフトチェンジ。
つまり、ゲームをプレイしながら「物件」という資産を購入することでお金を増やす方法がある、ということを学んだのです。
桃鉄は資産運用に必要な「収益率」に着目するようになる

さらに桃鉄では駅に到着すると、購入可能な物件及び収益率が表示されます。
それをチェックすることで、どの物件を買えばだいたいどれくらいの収益があるのかを学べるのです。わが子はまだ%の計算ができませんでしたが、収益率に表示されている数字が高いほうが、決算の時にたくさんお金が入ってくる、ということがなんとなくわかるようになりました。そこで今度は「収益率が高い物件から順番に買っていく」という方法をとるようになったのです。
小学校高学年にもなると、どの物件を購入すれば、どれくらいの収益があるのか、を計算しながら購入するようになるでしょう。
こうしてわが子は桃鉄をプレイすることで、「ただお金を貯める→物件を購入することで資産を増やす→収益率をチェックし、「収益が多い物件を優先的に購入する」と、「より効率的なお金の増やし方」について、順を追って学んでいったのです。
他にも桃鉄はたくさんの学びがある!
桃鉄で学べるのは資産運用だけはありません。全国津々浦々の駅に止まるので、自然と地理を覚えることができ、その土地の特産品を知ることもできます。
わが子はテレビで地名や駅名がでると、「桃鉄で見た!○○が特産品!」と話しています。
さらに桃鉄は、ゲームを進めるうちにさまざまなイベントが起こるのが特徴です。総資産額1位だったプレイヤーがスリに会って一文無しになったり、大きな借金を抱えていたプレイヤーが「徳政令カード」を使って借金がチャラになったり…。例え最下位でも、あきらめなければ挽回のチャンスがあるのがこのゲームなのです。
いつもなら最下位になるとギャン泣きしていたわが子は、どれだけキングボンビーに憑りつかれても、なかなかゴールできなくても「いつか逆転できる」という不屈の精神で、あきらめずに堪え難きを堪え、忍び難きを忍んでいました。
このように、桃太郎電鉄は、資産運用以外にもさまざまな学びがある有益なゲームなのです。
お金の事以外でも地域の地名や色々な事が学べます。 桃太郎電鉄は、「お金について学べるゲームだ」ということは、以前皆さんにご紹介した通りですが、実はそれ以外にもたくさんの学 ... 続きを見る
桃鉄は勉強になる良ゲーム!お金以外のこともたくさん学べる!
「桃太郎電鉄」は今こそ「買い」のゲーム!
ゲームと聞くと、条件反射的に「あんまりやらせたくないな」と思う人も多いかもしれませんが、桃太郎電鉄に限っては、「買い」以外の選択肢はない、と言いきって良いゲームだと思います。
家族みんなで楽しくゲームして、子供が地理や資産運用の知識を身につける…。桃太郎電鉄は、そんな素晴らしいゲームなのです。