大人気漫画「鬼滅の刃」から、日々仕事や子育てを頑張るあなたにグッと刺さる名言を、筆者の独断と偏見でピックアップしてご紹介します!
鬼滅の刃の登場人物が放つ言葉には説得力があり、ハッとさせられるようなフレーズがたっぷりあるのが特徴です。
今回は映画で炎柱・煉獄杏寿郎と戦ったことで話題の「猗窩座」とのシーンに注目しました。コミックス後半で、猗窩座に竈門炭治郎と富岡義勇が挑む場面での名言を厳選しています。
- 仕事や育児で疲れていて前向きな言葉で元気になりたい人
- ちょっとした小ネタや子どもとの話題を探している人
- 作中の名言から鬼滅の刃を振り返りたい人
育児でイライラしたときに思い出したい心洗われる名言

育児でイライラ、ピリピリしているパパママに聞いてほしい名言がこちら、コミックス17巻の第148話で、水柱の富岡義勇とともに十二鬼月・上弦の参「猗窩座」と対峙した炭治郎が放った言葉です。
「生まれた時は誰もが弱い赤子だ
誰かに助けてもらわなきゃ生きられない
お前もそうだよ猗窩座
記憶にはないのかもしれないけど
赤ん坊の時のお前は
誰かに守られ 助けられ今 生きているんだ」
弱者を嫌い、排除することにこだわる猗窩座に、自分もまたその弱者であったことを思い出させるようなセリフですが、このフレーズ、ハッとしませんか?
育児でいっぱいいっぱいになったときに、筆者の胸にはグサッと刺ささりました。
「私も親にこうやって育ててもらったんだ。だから今があるんだ…」と思い出したのです。
子育ては我慢の連続で、子どもの相手を放棄したくなる日もあるでしょう。
しかし、自分も育ててもらう側だったことを忘れてはいけません。このフレーズのおかげで、その日はいつも以上に子どもにやさしくできました。折にふれ、思い出したい名言です。
仕事でピリついているあなたに捧げたい「自然の摂理」

職場でのコミュニケーションがうまくいかず悩んでいるときに思い出してもらいたい、初心に還ることができることができる名言がこちら。同じくコミックス17巻の第148話で炭治郎が猗窩座に告げた言葉です。
「強いものは弱いものを助ける
そして弱いものは強くなり
自分より弱いものを助け守る
これが自然の摂理だ」
このフレーズ、仕事に当てはめるとしっくりくるんです。仮にあなたが上司の立場なら、今よりも経験が浅いころに、先輩や仲間に導いてもらったり、助けてもらったりした経験を思い出してみてください。そして、今度はあなたが、部下や仲間に手を差し伸べましょう。
逆にあなたが部下の立場なら、自己研鑽を重ね、いずれ昇進したときに部下を導き、かつての上司に恩返しできるよう力を蓄えてください。自分のことのみでなく、仲間をサポートできる人間を目指してみましょう。
忙しい日々で余裕がなくなってくると、失敗を他人のせいにしたり、人に冷たい態度をとったり、人間関係に支障が出てしまうことがあります。
リモートワークが浸透し、相手との物理的距離が開いている今、人とのかかわり方はとくに気を遣いたい部分です。仕事仲間とうまくいかないときは、このフレーズで「他人を思いやる・支え合う」心を思い出してホッコリしてください。
闘志を奮い立たせる名言「戦う相手はいつも自分自身」

最後は、とにかく前向きになりたいときにグッとくる名言をご紹介。猗窩座が人間だったころ世話になっていた道場の主「慶蔵」が猗窩座にかけた言葉です。
「他人と背比べをしているんじゃない
戦う相手はいつも自分自身だ
重要なのは昨日の自分より強くなることだ」
こちらはコミックス17巻の第149話で登場します。
慶蔵は、病気の父親のために窃盗や暴行といった罪を重ねていた猗窩座を門下生として引き取った人物。炭治郎のようなまっすぐな人柄で、父親を亡くして自暴自棄になっていた猗窩座を広い心で包み込み、育て、娘婿として道場の跡取りに迎えたいと猗窩座に希望を与えました。
のちに娘とともに近隣の道場衆に殺されてしまいますが、亡くなるまで猗窩座を支えてきたのは慶蔵の温かな心です。
「他人を抜くことにとらわれるのではなく、自分に目を向け、自分を高めていこう」という意味がこのフレーズに託されているように感じます。
昨日の自分より、ほんの少し前に進んだ、考え方が柔軟になった、我慢ができるようになった…など、どんなことでもよいから「日々自分を磨こう!」と思える気がしませんか。
さらに「自分の敵は自分自身。だらけるのもテキパキ動くのもあなた次第」という戒めも与えてくれるのがポイント。子どもにも聞かせたくなる、心に留めておきたいフレーズです。
猗窩座との厳しい戦闘シーンには心温まる名言が多数!
「鬼滅の刃」では魅力的なキャラクターが多く登場し、印象に残るフレーズも盛りだくさん。
その中でもとくに、弱い存在を頑として受け入れない猗窩座との戦いシーンでは、猗窩座の過去や炭治郎を通して人とのかかわりや仲間の大切さを諭すフレーズが多く登場します。
温かな名言をピリついた心の糧にして、明日への活力につなげましょう!