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「おおかみこどもの雨と雪」を徹底解剖!ネタバレ&感動ポイントを紹介

2021年8月28日

この記事では、細田守作品「おおかみこどもの雨と雪」について解説します。細田作品の中でも、異色の親子愛を描いたこの映画は、「感動した」という声と「ベッドシーンが気持ち悪い。ジブリみたいに子供に見せられない」などという声があり、評価が大きく2分しています。この記事では今作品のあらすじやネタバレとともに、「親だからこそ身に染みる」感動ポイントを詳しく紹介し、作品の魅力に迫りたいと思います。


こんな方におすすめ

  • 細田守作品が好きな人
  • おおかみこどもの雨と雪を見てみたい、と思っている人
  • 子育て中のママ

映画「おおかみこどもの雨と雪」ってどんな映画?

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映画「おおかみこどもの雨と雪」は、2012年7月12日に公開された劇場長編アニメーションです。テーマは「母と子供」で、第36回日本アカデミー賞最優秀アニメーション映画賞を受賞しました。

脚本は前作の「時をかける少女」「サマーウォーズ」同様、奥寺佐渡子が手掛けています。また、キャラクターデザインは「新世紀エヴァンゲリオン」などを手掛けた貞本義行が担当。主人公「花」の声は宮崎あおい、花と恋に落ちる「彼」は大沢たかお、花の子供「雪」の少女期は黒木華など、豪華声優陣も話題に。

さらに、映画の主題歌「おかあさんの唄」は、細田守自ら歌詞を手掛けました。この主題歌は現役の内科医でもある歌手、アン・サリーが歌い、反響を呼びました。


メインキャラクターが知りたい!

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ではここで、「おおかみこどもの雨と雪」のメインキャラクターについて紹介していきましょう。


この映画の主人公。父親と2人で暮らしていましたが、父親が亡くなり天涯孤独の身に。しかし、東京の国立大学でおおかみおとこの「彼」と出会います。やがて恋に落ちた2人は「雨」と「雪」という子供に恵まれますが…。


ニホンオオカミの末裔。トラックのドライバーとして働きながら国立大学に潜り込み、勉強をしています。謎の多いキャラクターですが、花には深い愛情を注ぎます。

今作のストーリーテラー。花と彼の子供。雪が降っていた日に生まれたことから「雪」と名付けられます。小さなころは活発でお転婆な女子でしたが、成長するにつれおしとやかで周囲に合わせる性格に。

小学校に通ったことをきっかけに「人間社会」で生きることを決意します。

雪の弟。幼少期は病弱で内気な性格でしたが、「ある事件」をきっかけに、段々とおおかみとしての本能に目覚めていきます。




「おおかみこどもの雨と雪」あらすじを紹介!

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天涯孤独な「花」は、ニホンオオカミの末裔「彼」と出会い、恋に落ちます。「雪」と「雨」という2人の子供に恵まれ、幸せな日々を送っていた花ですが、突然彼が帰らぬ人に。

2人の子供を女手ひとつで育てることになった花は、人目を避けるために田舎に移住します。

花の愛情を受け、さまざまな問題に直面しながらも、健やかに育っていく雪と雨。

しかし、成長するにつれ「人間」として生きるか「おおかみ」として生きるか、の選択を迫られるように…。複雑な思いを抱いて自分が生きる道を選択する2人。そしてそれを見守る花…。3人の「その後」はどうなるのでしょうか。


【ネタバレあり】ママは号泣間違いなし!この作品を見た感想は?

先ほど述べたように、この作品のテーマは「母と子供」。なんでも、細田監督がこの作品を作ろうと思ったきっかけが「身近な人たちが、母親として子育てをする姿が、とても輝いて見えたから」なんです。

だからと言って、子育てをただ「楽しく幸せなこと」として描いているわけではありません。子育て中に誰もが経験する、苦難や試練もしっかりと描かれています。それらに直面した時に、もがき苦しみながらも「子供を愛する」気持ちだけは捨てない…そんな母親の姿に、監督は感銘したのではないでしょうか。

最終的に、雪は人間として、雨はオオカミとして生きる決断をします。山へと走り去る雨に、「元気で、しっかり生きて!」と叫ぶ花。

「子供たちを信じ、遠くから見守ることも、愛情である」ということを、この映画は教えてくれているような気がします。


レンタルや動画サービスでの配信状況まとめ

おおかみこどもの雨と雪は、2021年7月17日よりNETFLIX、Hulu、Amazon Prime Video、dTV、dアニメストアにて見放題配信がスタートされました。

また、DVDは2013年2月20日より、好評レンタル中。まだこの作品を見たことがない、という方は、この機会にぜひご覧ください!


「母の強い愛」に感動

「おおかみこどもの雨と雪」は、賛否両論ある作品ですが、子育て経験がある人には、心に刺さる映画なのではないかと思います。全体的には辛い場面が多いのですが、それでも前向きに明るく生きていく花たちの姿に、勇気と感動をもらえることでしょう。そして、子供がいつか巣立つ日には、花のように、強く明るく送り出してあげたい…そう思えるはずです。


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