今回は、子供にゲームをさせるときのルール作りについて紹介します。多くの親の頭を悩ませているのが、「子供とゲームの付き合い方」ではないでしょうか。
「ゲームばかりしていると勉強に影響が出る」「目が悪くならないか」など、心配ごとはつきません。多くのゲームが溢れている現代で、ゲームから子供を遠ざけることは非常に難しいことから、ゲームと上手く付き合う方法を考える必要があります。
ゲームルールにまつわる体験談も交えながら、ルール作りについて考えてみましょう。
ゲーム好きな子供を持つパパ・ママの体験談






現代の子供のゲームの実態は?

2017年に朝日学生新聞社が実施した『「子どもとゲーム」実態調査』によると、小学生の85.1%はゲームが好きであり、ゲーム機を持っている子供の91.9%の家庭にゲームに関するルールが存在しています。また、1日におけるゲーム時間は平均50.6分でした。
また、ゲームをするにあたってのルールは以下のとおりです。
- ゲームの前に勉強や宿題を終わらせる(67.9%)
- 夜遅くにゲームをすることは禁止(49.1%)
- ゲームをしてもよい曜日が決まっている(12.6%)
- 成績やテストの点が悪いと、ゲーム時間が減る(9.1%)
各家庭にはどんなゲームルールがある?

各家庭でゲームルールを守らせるために実践していることを見てみましょう。
・宿題が終わるまでは親がゲームを預かる
・家族で出かけるときは、ゲーム機を持っていかない
・ゲームは親の目の届く範囲でやる
・20分ゲームをしたら、1時間勉強する
ルールを厳しく設けている家庭もあれば、本人にまかせているケースもあるようです。
また、学年によっても異なります。
ゲームルールの決めるときのポイント

ゲームルールは、一方的に親が決めるのではなく、子供が納得できるものであると、ルールを守りやすいでしょう。
ゲームの注意点についてしっかり話し合う
ゲームには暴力や残虐性の高いものも多いです。
またネットゲームの場合、課金システムに気をつける必要があります。
ゲームをするうえで考えられる弊害やトラブルについて、子供としっかりコミュニケーションを取りましょう。
子供自身に決めさせる
自分で決めたルールは守りやすいものです。
ゲームは1日30分と決めつけるのではなく、「月曜日は習い事があるからゲームはしない。そのかわり火曜日は1時間遊んでもいい?」という提案が子供からあったら受け入れてもよいでしょう。

ペナルティは各家庭の判断で
ルールをやぶったときのペナルティは、子供も納得したうえで設定できるとよいでしょう。
できればルールを決めるときにペナルティも一緒に決めておくことです。
ルールをやぶったときはどう対応すればよいでしょう。
ルールである以上、なぜルールが守れなかったのか、守るにはどうすればよいかを子供と話し合う時間を設けましょう。
そのうえで、ルールを紙に書いて張り出したり、タイマーを使ってあと何分ゲームができるか確認したりするとよいですね。
ゲームルールは親と子供で一緒に決めよう
子供とゲームの付き合い方は、多くの家庭で一度は突き当たる問題です。
ゲームルールは、子供がゲームに使える時間や遊び方を考えるきっかけになります。ルール作りを通じて親子でしっかりコミュニケーションをとり、ゲームと上手に付き合うようにしましょう。