「ジブリ」の意味って?と、ふと考えたことはありませんか?今やアニメーションの代名詞と言っても良いほど世界中から愛されていますが、実はスタジオジブリを創りあげてきた宮崎監督の、ある思いが込められ命名したそうです。ここから数々の名作が生まれ、私たち親世代もジブリを観ながら育ってきましたよね。そこで今回は、あまり知られていない「ジブリ」の意味についてご紹介したいと思います。
こんな方におすすめ
- ジブリの豆知識を知りたい人
- ジブリの意味を知りたい人
- ジブリを通じて親子の時間を楽しみたい人
スタジオジブリの「ジブリ」ってどういう意味?
まず、スタジオジブリの「ジブリ」は、「GHIBLI(ギブリ)」というつづりであることをご存じでしたでしょうか?GHIBLIとは本来、イタリア語でサハラ砂漠に吹く熱風を意味しますが、実は第二次世界大戦で使用されたイタリアの軍用偵察機の名前でもあります。
「ジブリ」に込められた意味とは?
飛行機マニアでもある宮崎監督はGHIBLIの語源をコンセプトに、日本のアニメーション業界にも熱風を起こそう!と思いを込め、「スタジオジブリ」とネーミングされたそうです。ここからスタジオジブリは、数々の名作を世に生み出し、海外にまでファンを持つほどのアニメーション制作会社に。まさに日本だけでなく、世界中へ熱風を起こしていることから、宮崎監督をはじめ高畑監督らの意気込みや深い思いが感じられますよね。
2020年令和に「ナウシカ」が劇場公開に!

2020年6月には、「一生に一度は、映画館でジブリを」というキャッチコピーのもと、スタジオジブリの映画4作品が、全国にある東宝系列の映画館にて上映されました。その中のひとつに、ジブリの原点でもある「風の谷のナウシカ」があり、大きな話題になったのです。ジブリの二大巨匠でもある宮崎駿監督や高畑勲監督の長編アニメーションは、近年において劇場で観られる機会はなかなかありません。
大きなスクリーンでジブリの名作に触れられたのは、ファンにとって最高のひとときだったのではないでしょうか。
このとき、ナウシカの他に「もののけ姫(1997年、宮崎駿監督)」「千と千尋の神隠し(2001年、宮崎駿監督)」「ゲド戦記(2006年、宮崎吾朗監督)」が上映されています。
最新作もチェック!子どもと一緒にみたいジブリ作品
それでは最後に、子どもも楽しく観られる代表的なジブリ作品を4つご紹介しましょう!大人は懐かしい気持ちに、子どもはワクワクドキドキしながら一緒に楽しめること間違いなしです。話題の最新作もご紹介していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
となりのトトロ

初めて観るジブリ作品として、「となりのトトロ」を選ぶ方も多いのではないでしょうか。2歳くらいの小さな子どもから楽しめ、トトロの大きな体が何とも愛らしく、優しい気持ちになれる名作ですね。探検していれば、今まで見たことのない動物や虫、花などを発見でき、楽しいことがたくさん待っている!と教えてくれる本作品は、子育て中の親にとっても勇気がもらえます。
【公開年】1988年
【作品時間】約86分
崖の上のポニョ

保育園児の男の子が、魚の女の子に特別な感情を持ちながら成長をしていくファンタジーストーリー。登場人物が幼いということもあって、小さな子どもから親しみやすいのではないでしょうか。また、海の生き物や深海魚が勢いよく泳いでいるシーンは釘づけになるはず!この作品をきっかけに、水族館へ行きたい!水族館大好き!と言うようになった子もたくさんいるそうですよ。
【公開年】2008年
【作品時間】約101分
魔女の宅急便

魔女として生きていくことを決意し、たったひとりで街に住み込み、修行を始める少女の物語。どこにでもあるようなホウキで空を飛び立つ姿は、誰もがときめき、マネしたのではないでしょうか。また、相棒の黒猫ジジが突然喋れなくなってしまうシーンは、どうしてそうなってしまったのか、子どもの考えを聞き、親子で話し合ってみるのも良いかもしれませんね。
【公開年】1989
【作品時間】約102分
【最新作】アーヤと魔女

ジブリ史上初の3DCGで製作された、話題の最新作「アーヤと魔女」。これまでのジブリには登場しなかったタイプのヒロインで、意地の悪い魔女たちに負けるもんかと、したたかに強く生きていく姿が見どころです。今の世の中を、賢く強く生きぬいてほしいと願う親心をくすぐり、我が子にも見せておきたいと思える内容は、親子で楽しめること間違いなし!何もかも初めての感覚で観られるので、ファンとしても楽しみですよね。
※「アーヤと魔女」は、2021年4月29日より公開予定でしたが、新型コロナウィルスの感染状況を踏まえて現在公開が延期になっています。
【作品時間】約83分
熱風を起こし続けるジブリに目が離せない!
私たちの人生に、当たり前のように寄り添っていたスタジオジブリ。実は宮崎監督の意外な発想から生まれ、特別な思いが込められていたと知ると、何だかジブリのスタートが垣間見えてますます親近感が湧いてきますね。今後もさらなる熱風を起こし、進化し続けるジブリをぜひ親子で楽しんでいきましょう!