週刊少年ジャンプで連載していた「NARUTO(ナルト)」は、どのような最終回を迎えたのでしょうか。
全世界発行累計部数は2億を越え、世界80ヶ国以上でアニメも放映されている、大ヒット忍者漫画です。今回はネタバレも含めて、内容を解説していきます。
こんな方におすすめ
- ナルトが好きだった人
- ナルトに興味がある人
- 最終回が気になる人
「NARUTO(ナルト)」とは、どんな漫画?

忍者が集まる里が舞台であり、里の中で最高の忍者である、「火影」になる夢を持った主人公「うずまきナルト」の冒険ストーリー。「まっすぐ自分の言葉は曲げない」を忍道に、強敵との戦いを通して成長していく物語です。
かつて里を崩壊させ、怪物と恐れられた九尾の狐がナルトの体内に封印されており、里のみんなから嫌われています。
みんなに認めてもらえるように、ナルトは優秀な忍者を目指すのです。アカデミーを卒業し、上忍はたけカカシの監督のもと、うちはサスケ・春野サクラとチームを組みます。さまざまな任務をこなし、己の力を磨き、喧嘩をしながらも、良きライバルとして競い合ってきたナルトとサスケだが、サスケの兄である「うちはイタチ」が出現することにより、急展開に。
イタチに、両親を含む一族全員を殺害された過去があるサスケは、勝負を挑みますが、手も足も出ず敗北してしまうのです。
実の兄イタチを倒すためには手段は選ばないと、里を抜け出すサスケを連れ戻そうとすることから、ストーリーが広がっていきます。ナルトとサスケは敵対関係となるのです。
ナルトの見どころとは?
「NARUTO(ナルト)」はなぜこんなにも人気があるのでしょうか。
ナルトの成長する姿
イタズラばかりを繰り返し、親の愛情も知らず、友達もいなく孤独だったナルトが、学校に入学し、友達やライバルができたことで成長していきます。技を習得する身体的な成長だけではなく、心の成長も注目してほしいポイントです。また、ナルトのことを嫌っていた人間も、努力する姿や、諦めない姿を見て、徐々に認めていきます。
キャラクターの関係性
強い絆で結ばれているキャラクターも魅力の一つです。ナルトを中心とした仲間の絆は、すごく大切なものだと伝わります。友情・恋心・師弟関係・子を思う気持ちなど、子供から大人まで幅広い世代の参考になるのです。
勢力争い
忍者の世界を描いた作品なので、勢力争いがあります。大きいものだけで5つあり、これらの勢力が、敵対したり協力して戦ったりと、関わり方が変化していく様が楽しめるポイントです。
最終回はいつだったのか?

岸本斉史氏が作者であり、1999年より週刊少年ジャンプで連載が開始された「NARUTO(ナルト)」は、週刊少年ジャンプ・漫画・アニメではいつ最終回を迎えたのでしょうか。
週刊少年ジャンプ
連載15周年の、2014年11月10日発売号で、699話と700話の2話掲載で最終回を迎えました。最終話となる700話では、岸本斉史監修のもと、なんと24ページオールカラーで連載!
毎週ジャンプの巻末コメントでは、作者から読者に向けたメッセージが記載されているのですが、「NARUTO(ナルト)」の最終回が掲載された本誌では、全ての作者が岸本斉史氏に対してメッセージを残しました。ワンピースの作者である尾田栄一郎氏は、扉絵で「NARUTO(ナルト)」に関係するロゴマークを使用し、メッセージを残していました。
また、映画公式サイトに寄せられた、ファンからの熱いメッセージが裏表紙にも掲載されるというものでした。
漫画
2015年2月4日に発売された、72巻で最終巻を迎えました。最終巻と同時にイラスト集も発売。
アニメ
2002年10月から放送されたテレビアニメでは、720話「木ノ葉秘伝 祝言日和『祝いの言葉』」が最終回です。アニメのみのオリジナルストーリーも放送し、本編だけではなく、エンディングも最終回仕様になり、いままでに携わってきたアニメーターの直筆のイラストが流れました。
連載終了後には、コミックで描かれなかったエピソードを収録した映画「THE LAST-NARUTO THE MOVIE⁻」も公開されました。
【ネタバレ注意!】最終回はどうなったの?サスケとの戦い?
全ての元凶である、大筒木カグヤを相手に、敵対関係にあったナルトとサスケは巧みな連携をし、無事に倒します。
しかし、今度はサスケが世界を作り変えると言い出し、結局ナルトと戦うことに…。
因縁のある二人の戦いは、ほぼ互角です。術をぶつけ合い、体力を大幅に消耗してしまい、殴り合うような喧嘩になりました。お互いが最後の時にとチャクラを温存し、最後の術を出したのです。互いにぶつけ合った腕がなくなり、サスケ自ら敗北宣言をし、戦いは終わりを迎えました。
数年後はどうなっているの?

数年後、ナルトは結婚して子供が2人います。最初の頃のイタズラばかりしていたナルトを見ていると、想像もつきませんよね。他のキャラクターたちも、家庭を持っています。続編として、ナルトの子供世代を描いた漫画「BORUTO(ボルト)」が週刊少年ジャンプで連載しています。昔のナルトと同じで、イタズラ好きの少年「うずまきボルト」が主人公で、アニメも配信されているようです。
どの世代からも愛される「NARUTO(ナルト)」
「NARUTO(ナルト)」の最終回について解説してきましたが、ナルトは夢であった、「火影」になれたのでしょうか…。
全世界から愛されている「NARUTO(ナルト)」は、冒険ストーリーだけではなく、友情や子を思う気持ちなどが描かれています。子供の頃に読んだことがある方もいると思いますが、親になってから再度見直すと、また違う角度からストーリーを楽しめるでしょう。