小学校高学年の子どもも楽しめる、ペットボトルを使ったおもちゃの作り方を3例ご紹介します。ペットボトル工作は、夏休みの自由研究テーマとしても定番ですよね。
低学年の子どもなら置き物や飾りを作っても良いですが、高学年なら、おもちゃといっても見栄えのする素敵な作品に仕上げたいと思うはず。
ペットボトルでどんなものが作れるのか、早速見ていきましょう。
こんな方におすすめ
- 自由研究のテーマを何にしようかと考えている子どもとその親
- おうち時間で、子どもと一緒に何か作って遊びたいと考えている親
- ペットボトルを使って何か遊べるものを作りたいと考えている子ども
ペットボトルで何作る?

ペットボトルを使ったおもちゃといえば、ビーズを入れたペットボトルを2つ組み合わせてマラカスを作ったり、洗濯のりとラメ、水を入れてスノードームを作ったりなどがありますよね。中に入れたビーズやラメの動きが面白いので、0歳の赤ちゃんがコロコロ転がして楽しめるおもちゃとしても◎
手軽に手に入るペットボトルは、カッターやはさみでカットしやすいこと、透明で中身が見えること、軽量で簡単に扱えることから工作の材料としても人気です。空のペットボトルが4、自宅にたくさんあるというご家庭も多いかもしれませんね。
最近ではさまざまな形や色、大きさのペットボトルがあり、ペットボトルの形状などを生かした作り方が楽しめるのが魅力です。子どもだけでなく大人も楽しめるものもあるので、子どもと一緒にペットボトル工作に励むのも良いでしょう。
ペットボトルで作る空気砲(難易度★★)

最初にご紹介するのは、ペットボトルで作る空気砲です。材料は次の通りです。空気砲を作るときは、柔らかい素材ではなく、硬くしっかりしたペットボトルを選ぶのがポイントですよ。射的やろうそくの火消しなど、さまざまな遊びを楽しみましょう。
<用意する材料>
- ペットボトル…1本
- トイレットペーパーの芯…1本
- 風船…1個
- ビニールテープ…好みの色を数個
- カッター
- はさみ
<ペットボトルを使った空気砲の作り方>
1. ペットボトルの底にカッターで切り込みを入れ、はさみでカットする
2. 切り口にビニールテープを貼り付ける
3. 風船は半分にカットし、ふくらませる口が付いていない方をペットボトルの底にかぶせる
4. 風船をかぶせた部分は、ビニールテープでしっかり固定する
5. トイレットペーパーの芯は、端から1.5cmでカットする
6. カットした長い方の芯は、端から1.5cmくらいまでタコの足のように切り込みを入れて広げる
7. 6で切り込みを入れた芯は、ペットボトルに貼り付け、ビニールテープで固定する
8. 残った短いトイレットペーパーの芯は、スコープに見立ててビニールテープで全体を覆い、ペットボトルに貼り付ける
9. 全体を好みの色のビニールテープでアレンジして完成!
ペットボトルを使ったバラ(難易度★★)
次にご紹介するのは、ペットボトルで作るバラです。ペットボトルならではの透明感が生かせるので、見た目も涼しげ。たくさん作って花束のようにすれば、母の日などのプレゼントにもぴったりですよ。火を使うので、必ず大人と一緒に作ってくださいね。
<用意する材料>
- ペットボトル(花びら用)…1本
- ペットボトル(葉っぱ用)…1本
- グルーガン
- グルースティック(透明色)
- ピンセット
- はさみ
- ろうそく
<ペットボトルを使ったバラの作り方>
1. ペットボトルの側面にカッターで切り込みを入れ、はさみで切り取り、花の形になるよう丁寧にカットする。大きいものから小さいものまで、同じ形を4つ作る
2.緑色のペットボトルの側面をはさみで切り取り、葉っぱの形になるようはさみでカット
3. ろうそくに火をつけ、ピンセットで花の端を持ち、火であぶりながら花びらに角度をつけていく
4. 大きいものから順番に花びらを重ねて、グルーガンで固定する
5. 葉っぱも同じようにグルーガンで固定する
ペットボトルを使った風車(難易度★★★)
こちらは、ペットボトルを使ったカラフルな風車です。ペットボトルを使った風車の作り方はいくつかありますが、こちらは2つつなげたもの。回転数も速く、実用性もあります。畑のもぐらや鳥避けとして活用できますよ。
<用意する材料>
・小さめのペットボトル…2個
・ボンド(ペットボトル用)
・ビーズ
・ビニールテープ…好みの色を数個
・はさみ
・細い園芸用の棒…1本
・太い園芸用の棒…1本
・ストロー
・ドリル(またはキリ)
・カッター
・ペンチ
・手袋
<ペットボトルを使った風車の作り方>
1. ペットボトルの底、ふたの真ん中に、ドリルまたはキリで穴をあける
2. ペットボトルにビニールテープを巻き付けて装飾する。このとき、底には巻き付けず、はさみで切り取る
3. 切り取った底部分は、4cm間隔で縦に切り込みを入れる
4. ビニールテープを巻き付けたペットボトルも4cm間隔で縦に大きく切り込みを入れる
5. 4のペットボトルは、羽になる部分なので45度を目安に折り曲げる。ペットボトルは硬いので、ペンチと手袋を使用する
6. 羽の先は、はさみで丸くカットする
7. 3の底は、4のペットボトルの中に入れ込み、ボンドで固定する
8. 4のペットボトルにビーズを入れてふたをする。同じものを2つ作る
9. 細い園芸用の棒は、先をペンチで小さな輪を作るように折り曲げる。このとき、けがをしないように手袋を使用する
10. 棒にビーズを差し込み、ペットボトル、ストロー、ビーズ、ペットボトルの順番に差し込んでいく
11. 最後に長めに切ったストローを差し込み、棒を直角に折り曲げる
12. 棒を太い園芸用の棒に差し込んで完成!
アレンジ無限大!いろいろ作って遊んでみよう
小学校高学年の子どもが楽しめる、手作りのペットボトルおもちゃを3つご紹介しました。
高学年向けなので難易度は高めですが、完成したときの達成感は手作りならでは。
ペンチやドリルなど工具を使うので、子どもにとっては貴重な経験になるでしょう。ママやパパは、子どもの手作り体験をぜひサポートしてあげてくださいね。