小学校高学年の子供と一緒に工作を楽しみたい人におすすめしたいのが、牛乳パックを使ったおもちゃ作り。
牛乳パックは丈夫で軽いうえ、水にも強い工作のぴったりの材料なんです。
また加工もしやすいので、複雑な構造や巧妙な仕掛けも作ることができます。そこで今回は、小学校高学年の子供たちも楽しめるおすすめの牛乳パック製おもちゃの作り方をご紹介しましょう。
こんな方におすすめ
- 小学校高学年の子供と一緒に工作を楽しみたい人
- 小学校高学年の子供が遊ぶおもちゃを手作りしたい人
- 牛乳パックを使ったおもちゃの作り方を知りたい人
牛乳パックで小学校高学年も楽しめるおもちゃが作れる
牛乳パックで作るおもちゃと聞くと、積み木やパクパク人形などの赤ちゃんや幼児向けのおもちゃを想像する人が多いのではないでしょうか。しかし実は、小学校高学年の子供たちも楽しめる複雑な仕組みのおもちゃも作ることができるんです!
複雑なおもちゃを作る際にはカッターやコンパス、千枚通しなどの高度なスキルを要する道具を使うこともあります。しかし牛乳パックは加工しやすいので、子供たちがこれらの難しい道具にチャレンジするよい機会にもなるでしょう。ただし、ケガの恐れのある道具を子供に使わせる際には、目を離さずしっかりとサポートしてください。特に牛乳パックの屋根(注ぎ口のパーツ)や底は硬いため、加工する際には注意が必要です。また牛乳パックは工作に使う前に洗って、乾かしておきましょう。
では、さっそく牛乳パックで作るおもちゃの作り方を紹介していきます。
硬貨を入れるとクルクル回る!牛乳パックで作る風車貯金箱(難易度★★)

硬化を入れると、風車がクルクル回る仕掛け貯金箱の作り方をご紹介。貯金するのが楽しくなる実用的なおもちゃです。
牛乳パックの中に回転台があり、上から落とされた硬化の重みで回転台が回ると、連動して風車が回るという仕組み。回転台の軸を作る際に、千枚通しやホチキスを使うステップがあります。ぜひチャレンジしてみてください。
<用意するもの>
- 牛乳パック(500ml):2個
- 円形のパッケージに入ったチーズのフタ:1個
- 竹ぐし:1本
- ストロー:1本
- はさみ
- カッター
- 千枚通し
- ホチキス
- セロテープ
- 接着剤
<牛乳パックを使った風車貯金箱の作り方>
- 牛乳パックの屋根に硬化を入れる穴を開ける
- 牛乳パック胴体部分の上から4cmの位置に、竹ぐしを通す穴を開ける。反対側にも同様に穴を開ける
- 穴を開けた面のどちらかを大きく切り開き、扉を作る
- 【回転台パーツ】もう1個の牛乳パックの胴体部分を6cm幅で輪切りにし、各面の中央にカッターの背で折りスジを付ける
- 中央に12cmに切った竹ぐしを入れ、折りスジを中心に折り込み、ホチキスで固定して4つの羽があるパーツを作る
- 各羽を折スジに沿って切りはなす。2枚合わさった羽の一方を5mmの位置でかぎ状に折り返す。もう一方は5mmの位置で切りはなす。2枚の羽を接着剤で貼り合わせる。
- 【風車パーツ】チーズのフタの縁の部分を切りはなし、3枚の羽ができるよう不要な部分をはさみでカットする。中心に竹ぐしを通す穴を開ける
- 【回転台パーツ】の軸の両側に5mmの長さに切ったストローを通す。回転台を貯金箱本体に開けた扉から内側に入れる。回転台の軸を前の穴に通し、後ろの穴に通しながら扉を閉める。
- 前の軸に5mmに切ったストローを通し、【風車パーツ】を通して、接着すれば完成!
空気のパワーでビュンと進む!牛乳パックで作る風船舟(難易度★★)
水に強い牛乳パックは、舟のおもちゃを作る材料におすすめです。今回は、膨らませた風船から押し出される空気のパワーを利用して進む舟のおもちゃの作り方を紹介します。舟の底には、かじまで付いて本格的ですよ。
<用意するもの>
・牛乳パック(1000ml):1個
・風船:1個
・折れ曲がるストロー:1本
・輪ゴム:1個
・はさみ
・カッター
・定規
・千枚通し
・ホチキス
・セロハンテープ
・接着剤
<牛乳パックを使った風船舟の作り方>
- 牛乳パックは縦半分に切る
- 牛乳パックの底の中心に千枚通しで穴を開ける。その穴にはさみの先端をねじ込み、ぐるぐると回し、ストローが通る大きさまで広げる
- 胴体の中央くらいに斜めの切り込みを入れる。切れ込みを入れた部分を内側に折り込み、接着剤で貼り付け、ホチキスでとめる
- 残った牛乳パックから、かじを作る。高さ2cm・幅5.5cm・かじの先端3.5cm・のりしろ1cmになるよう切り取る。接着剤でのりしろを舟の底に貼り付ける
- 風船にストローを差し込み、取れないよう風船の口を輪ゴムで硬めにしばる
- 風船の付いたストローを舟本体に開けた穴に差し込む。ストローの曲がる部分が穴の位置にくるようセロハンテープでとめる。穴の部分に接着剤を塗り、穴をふさいだら完成!
遊ぶときはストローから息を吹き込み、風船を膨らませ、ストローの先を指で押さえて静かに水の上に置きます。そして、指をはなすと風船がしぼむ力で舟が勢いよく進みます!
回してキラキラ!牛乳パックで作る万華鏡(難易度★★★)
最後に紹介するのは、手作りの万華鏡です。万華鏡に入れたビーズや色紙などがどんな風に見えるのか、想像を膨らませながら作ってみましょう。硬質カードケースをカッターで切る作業は難しいかもしれないので、大人が手伝ってあげてください。
<用意するもの>
・牛乳パック(1000ml):1個
・透明のアクリル製硬質カードケース(A4サイズ):約3枚
・セロテープ
・はさみ
・カッター
・定規
・黒い紙
・ビーズや色紙など
<牛乳パックで作る万華鏡の作り方>
- 硬質カードケースをカッターで切り取り、セロテープでとめ、一辺7cmの正三角形×高さ17cmの三角柱を作る。カードケースから一辺7cmの正三角形を切り取り、三角柱にフタをする
- カードケースで一辺7.1cmの正三角形×高さ1.5cmの三角柱を作って、手順1でフタをした面に5mmほどはめ込み、セロテープで固定する
- 上にビーズや細かく切った色紙など好みのパーツを入れる。カードケースから一辺7.1cmの正三角形を切り取って作ったフタをかぶせ、セロテープで固定する※一度フタを仮止めし、反対側からのぞいて、ビーズなどの量を調整
- 三角柱の側面を黒い紙で覆い、セロテープでとめる
- 牛乳パックの胴体部分を切り取り、三角柱の外側を覆い、セロハンテープで固定する。中央にのぞき穴を開けた黒い紙で、ビーズを入れた側とは反対の面にフタをすれば完成!
穴からのぞきながら、本体をクルクル回せば、ビーズや色紙がキラキラ輝いて見えますよ。
牛乳パックで複雑な仕掛けのおもちゃを作ろう
小学校高学年向けの牛乳パックを使ったおもちゃの作り方を3つご紹介しました。扱いの難しい道具を使用したり、いくつものパーツを組み合わせて仕掛けを作ったりと、小学校高学年向けならではのポイントが満載でした。ぜひ親子でチャレンジしてみてくださいね。